これを見ると、もう10年以上前の父の姿を何となく思い出す。
そしてあたしもいつか、父と同じ病気になるかもしれないと思うと『1リットルの涙』での病気【脊髄小脳変性症】ではないもののこの主人公と同じを味わうかもしれない、と考えて怖くなる。
父が悪性腫瘍に侵されていると知ったときの母は、愕然としていたと思う。
当時のあたしは小学校3年生だったし、だからまだ周りの空気をよむこともしなかった(まぁそれは今もだけど……)のもあってあまり覚えていないけど、思い出せる部分を思い出すといつもは母は疲れていたような気もする。
後で知った話、父は病院で自分に何かあった時はあたしのことをちゃんと育ててほしいと母に言っていたらしい。
父は死を覚悟していた。
父はどんな思いをしていたんだろう、と思う。
『1リットルの涙』での主人公、亜也ちゃんは昨日の話で自分の病気を知った。
多分、彼女と同じ思いに近かったんだろうな、とか考える。
亜也ちゃんの両親は彼女への告知をせずにいようとしたけれど藤木直人さん扮する先生が自分の前の患者のことを話して両親を納得させた。
自由に動ける時間が少ないからこそ、ちゃんと告知をしてやりたいことをさせてあげるべきだ、みたいなことを。
あたしもそう思う。
父もそう言っていたらしい。
治療がすんで今ではもう完治したからよかったけれど、もし再発していたら、その時はちゃんと知りたいと思っていた、と。
あたしもきっとそう低くない確率で父と同じ病気にかかる。そう思うと怖い。
多分いとこのRちゃん達もあたしと同じ。彼女らのうちが、父や彼女達の母と同じ病気になる確率は低くない。
そう考えたら、すごく怖い。父は治ったけれど叔母は治らなかった。
死ぬ可能性がとても高すぎて、ほんまに怖い。
あたしは好きな人ができたら好きと言うし、やりたいこともなるべくやるようにしてる。
それはきっと行動に起こしているときは何も考えずにただ「したいからする」だけやけど、それはきっと周りに迷惑をかけることもあるけれど、それでもそれが許される範囲なら、あたしは失敗しても成功しても行動は起こしたい。
でないと、自分の身体が思うように動かなくなったとき、すごく後悔するのが分かるから。
てか、あたしの場合は病気があるけどそんなんなくても、やっぱり人間いつ死ぬか分からんし、そう考えたらやっぱり死ぬときはなるべく後悔の少ない形で精一杯生きたと言える状態で死にたい。
きっとどんなに色んな行動を起こしても未練は残るやろうけど、少ないに越した事はないもん。
そう考えたら、色々あきらめかけてた事に意欲が出てきた。
やっぱり頑張ろう。色々。

